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AMD CPU (Ryzen, EPYC)

Azure で最新の AMD ベースの VM が パブリックプレビューになりましたね。

Public preview: New Generation AMD VMs – Dasv6/Easv6/Fasv6 | Azure updates | Microsoft Azure

「高性能な CPU が使えるようになったよ」ってことかなと思ったんですが、AMD っていうのがなんなのか、どういうことがすごいのか知らなかったので調べてみました。

AMD?

AMD ׀ together we advance_AI

AMD はアメリカの半導体メーカーですね。CPU の巨大メーカーであるインテルに挑み続けており、Zen シリーズとして様々なプロセッサを世に送り出しています。自社サイトに Intel との比較ページが置いてあって、おいおい競争心むき出しじゃないかとちょっと面白くなりました。

AMD と競合製品の比較

「Zen」というのは AMD に開発されたマイクロアーキテクチャであり、2017年に発売された Ryzen シリーズの CPU から採用されているそうです。

今回のパブリックプレビューで使えるようになったのは第 4 世代 AMD EPYC™ 9004 (Genoa)。Ryzen はデスクトップ・ラップトップ向けのプロセッサですが、EPYC はサーバー・データセンター向けのプロセッサ。Ryzen と比較してコア数、スレッド数、どちらも上位です。

AMD の CPU 特徴としてはマルチコア性能が高いことで、Intel の CPU 特徴はシングルコア性能が高いことだそうです。わかりやすいですね。何か複数並行してタスクこなす場合は AMD、1つの処理をパッと終わらせたい場合は Intel ってところでしょうか。こうしてみるとめちゃくちゃ良い戦いをしているように見えますが、実際のところ現在の勝敗はどうなっているんでしょうね。

結局

やっぱりざっくり言うと「新しくてすごいCPUが使えるようになったよ!」だと思いますが、調べてみて VM で解決できる処理がかなり高度なものになってきたなという印象です。いわゆる Web サーバーやアプリケーションサーバーから始まり、金融シミュレーション、科学シミュレーション、ビデオレンダリング……なんてたって、最大96コア集積ですからね。ちょっと数が大きすぎてわかんなくなってきました。96コアって、逆に何ができないんだろう。

さて久々にハードウェアまわりの情報を攫ってみましたが、相変わらず沼が深い…。

参考

AMDのRyzenシリーズはIntelのCPUとは何が違うの?おすすめはどれ?|NEC LAVIE公式サイト (nec-lavie.jp)

AMD 、次世代デスクトップ プロセッサを発表 エクストリームな ゲーミング PC とクリエイターパフォーマンスの向上を実現

AMD 3D V-キャッシュ™ テクノロジーを搭載の AMD EPYC™ 9004 プロセッサーがもたらす、テクニカル・コンピューティングのさらなる進化 – AMD HEROES BUSINESS (amd-heroes.jp)

EPYCはどこに勝算があるのか、AMDのサーバー戦略を振り返る | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

AMDから第二世代EPYC投入、あれEPYCってなんだっけ? | BableTechBlog

米AMDをどん底から復活に導いた立役者、「Zen」アーキテクチャーの深層 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

AMDとIntel(インテル)どっちがいい?それぞれの違いや用途別の選び方を解説 – 中古パソコンあれこれ(コラム) ThinkPadの中古ノートパソコン専門店 Be-Stock

AMDが誇る技術の結晶がここに!驚愕の性能向上を実現した、第4世代 AMD EPYC™ プロセッサーの実態とは? – AMD HEROES BUSINESS (amd-heroes.jp)

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